100%コナコーヒー専門店　「コナコーヒーのお店」

コナコーヒーとグレード

ハワイ州では高級コーヒーとしての品質を守るために、コナコーヒーを法律で厳しく管理しています。その1つがコナコーヒーのグレード分け（格付け）です。コナコーヒーは、グレードの高い順に下記の名称で5つのグレードに分類されています。

		1. エクストラ・ファンシー

コナコーヒー豆の中で最も大きく肉厚な最上級グレードの豆。ブラックで飲んでも口の中でとろけるようなクリーミーなまろやかさと芳醇な香りを持ちます。コナコーヒーの王様と呼ぶのにふさわしい豆です。

		2. ファンシー

セカンド・グレードの豆ですが、エクストラ・ファンシーとそれほど品質が変わらないのに価格は安くなるため、プロのバイヤーに最も人気がある豆です。

		3. ナンバー1（No.1)

サード・グレードの豆です。このグレードになると酸味がやや強くなってきますが、焙煎を深くしたり、ミルクを入れて飲んだりすると、この酸味が他の風味と調和して旨味に変わり、上位グレードの豆とはまた違うコクのある味わいと芳醇な香りを楽しめます。

		4. セレクト

最近新しくできたグレードで、ナンバー1とプライムの中間ぐらいの品質の豆です。

		5. プライム

コナコーヒーの中で一番価格が安くグレードの低い豆です。コナで収穫されたコーヒー豆でも、プライムの基準を満たさなかった豆は、コナコーヒーと認められません。酸味やアクがやや強く、野性味のある味が特徴です。プライムとは、もともと英語で「最上級」を意味する言葉。コナコーヒーの中では最低グレードの豆でも、世界的にみればトップクラスのコーヒーであるという誇りを感じられる名前です。

プライムはグレードが低いため敬遠されがちですが、厳しいコナコーヒーの審査基準をパスした豆ですので、実際には皆さんがイメージしているほど上位グレードの豆と味の差はありません。安くて美味しいコーヒーを味わいたい方にはおすすめのグレードです。また、フレーバーにしてしまうと酸味やアクを感じることはほとんどなく、上位グレードの豆のようにスムーズな飲み心地と芳醇な香りを楽しめます。

		グレード分けされない豆　ピーベリー

通常１つのコーヒーの実には、2粒の半円形の豆が入っています。ところが、ごく稀に2粒がくっついて1粒の円形になっている豆が採れることがあります。それが、ピーベリー豆です。小粒ながら密度が濃く、丸いので均一に火のとおった焙煎をしやすいのが特徴で、その濃厚な味わいと極めて少ない収穫量のために、コナコーヒー豆の中で最も高価な豆として市場で流通し、コーヒー通の人気を集めています。

エクストラ･ファンシーとピーベリーのどちらが美味しいかは意見が分かれますが、目安としてはまろやかな味をお好みの方はエクストラ・ファンシー、濃厚な風味をお好みの方はピーベリーをおすすめします。

収穫前のコナ
コーヒー・チェリー

Coffee Cherry
コナコーヒーの実

普通の豆
１つの実に2粒

ピーベリー
1つの実に1粒

グレード以外の分類について

当店では上記のグレード分類以外に次の2つの商品分類を使用しています。

		オーガニック

無農薬、有機栽培されたコナコーヒーのこと。栽培に手間がかかり、収穫量も少ないため、高額になりがちですが、手間をかけて育てたオーガニックならではの奥行きの深い味を楽しめます。使用されている豆のグレードは、商品ページでご確認下さい。

		フレーバー

フレーバー・コーヒーとは、普通のコーヒーに甘いバニラなどの風味を加えたコーヒーのことです。ハワイのお土産屋さんでよく売られているため、フレーバー・コーヒー＝コナコーヒーと誤解されている方も多いようですが、本来コナコーヒーとフレーバー・コーヒーは全く関係のない別物です。むしろフレーバー・コーヒーにコナコーヒーのような高品質なコーヒー豆が使用されることはほとんど無く、たいていは価格を下げるために安価な豆が使用されます。

コナコーヒー入りと記載された商品でも、実際にはコナコーヒーは10%程度しか使用されていないことも多いのですが、当店では珍しい100%コナコーヒーを使用したフレーバー・コーヒーを販売しています。100%コナコーヒーを使用しているので後味もスッキリ、コナコーヒー本来の香ばしい芳香と甘い香りが絶妙に混ざり合っています。使用されている豆のグレードは、商品ページでご確認下さい。